萌えゲー解説

「ここから夏のイノセンス!」をプレイしての感想【クロシェット-Clochette-】

「ここから夏のイノセンス!」をプレイしての感想

概要

「ここから夏のイノセンス」は2015年にクロシェットから発売されたゲーム。

タイムトラベルというSF要素チックな要素がありつつも、基本的には夏の田舎を舞台にしたオーソドックスな萌えゲー。

ピュアすぎる女の子にやられます。

メーカー:クロシェット
原画:せせなやう

シナリオ:保住圭/姫ノ木あく/和泉万夜/深山ユーキ

キャスト:
遥そら(久万里 寿)
桃井いちご(初姫 いろは)
あじ秋刀魚(蛍塚 アリカ)
くすはらゆい(蛍塚 ユノ)

評価

  • ストーリー : 6.5点
  • ワードセンス : 7点
  • キャラクター : 6.5点
  • エロ&グラフィック : 7.5点
  • その他 : 4点

 

総合評価:31.5点(50点満点)

詳細はこちらから

公式サイト
FANZA

総評

「ここから夏のイノセンス」は2015年にクロシェットから発売されたゲーム。

山に隔てられ、古き良き日本の良さが残る村「晶生」。

未来では落ちこぼれとしてはぐれものだった主人公「千種由嗣」は、何の手違いか未来の世界から百年以上もの時を越えて過去渡航してきてしまった(優秀な人間でなければ過去には渡れない)。

混乱する主人公だったが出会った少女の保護され「晶生」で生活することになる。

そこで出会うのは現地で暮らす少年少女。そして未来から正規の手続きでやってきたエリート「蛍塚姉妹」。

思いがけない偶然からひと夏の恋物語が始まる・・・・・といったストーリーです。

ヒロインについて

蛍塚 アリカ

主人公と同じく未来人であり、正式に過去渡航が認められるほどの超エリート。

あらゆるものを極めて効率化されている未来に適応しながら生きてきたゆえに、ちょっと頑固だが超がつくほど真面目で誠実な性格です。

設定的には最初はちょっと刺々さがあるけど田舎に感化されて変わっていく・・・みたいな感じなのかなと思いきや、最初から普通に他者への思いやりをもっていて、冷たい感じはほとんどありません。

このキャラを見て「ああこの作品は悪人が存在しないやさしい世界でいくんだな」とわりと序盤に確信しました。

生殖周りも超効率化してしまっている未来人らしく、アダルトな知識がことごとく欠落してるという点がヒロインとしての特徴。

個別ルートも男とは、女とは、セックスとはといった話が中心となります。

恋愛という文化がないまま性の知識だけを詰め込まれたらどうなるのかを、納得いく感じで描写していたのが良かったですね。

この点もっと掘り下げまくったら楽しそうな気がします。

蛍塚 ユノ

ミセスマイペース。

杓子定規な姉と違って柔軟すぎる性格で、感性で生きているタイプ。トリッキーな言動で物語をかき回します。

くすはらゆいさんのウィスパー気味の声に脳が依存症になるのである。

他ヒロインがことごとく純情系なのでぺったん年下系ながら、誘惑お色気担当でもあります
乳の厚みは色気と比例しない。

まあ個別ルートではけっこうすぐデレるんですけどね。

初姫 いろは

主人公が現地で初めて出会いその身を保護してくれた少女。

村の中でも特別な家系の生まれで、特殊な育ちもあって周囲からの寵愛を集めています。

それゆえにかわからないですが、混じりけなしの天使みたいな純粋無垢な性格をしています。

77?意外とあるな?汚れた目で見ないでください。

ただ現実離れしたピュアピュア感なので、会話してると自己嫌悪が身を焼くような感覚に陥るのが玉に瑕かも。

久万里 寿

晶生の村長の娘。生真面目な性格でオーソドックスな大和なでしこ系ヒロイン。

いつもアンニュイにためいきついてます。

序盤は活躍が少なめで印象も薄くどうすんのかなって思ってたら、だんだんとむっつり女子として頭角をあらわすのです。

属性もビジュアルもポジションも年上っぽさがあるのにまさかの年下ヒロイン

メインヒロイン4人のうち3人が年下かい!

総合レビュー

SFチックな設定を盛り込んではいるものの、内容はかなーりオーソドックスな萌えゲー

めっちゃ青春してます。

タイムトラベル設定を活かしたエピソードもあるにはあるんですが、恋愛が主軸でそれを引き立てるためといった感じ。

なので未来まわりの設定はところどころ粗めで、腑に落ちにくい部分もなくはないです。

まあでもこれ萌えゲーでSFじゃないですし、そういうものとして飲み込めるレベルかと。

ガチガチにSFな世界観作るなら尺を使いつつよほど練りこまないとチープになっちゃいますしね。

それよりも「男とはどうあるべきか」「女とはどうあるべきか」という、古典的な命題を組み込んでるのが物語としての特徴と思います。

これを成り立たせるのに未来という設定は上手く使われてるなと思いました。

ヒロインが現代人にしてしまうと、男女感がまったく育まれずに育つとか不自然ですからね。

センターヒロインであるアリカ√は最もこの点を掘り下げており、ゆえになかなか個性的で面白かったです。

ただほか3人はちょっと普通めというかもうちょっと欲しかったなとは思います。とくにいろははもうちょっと頑張れなかったのか・・・。

と、シナリオ面は大満足とはいかなかったものの、エッチ方面は力がはいっており、情熱的で濃厚。アオカン!アオカン!

せせなよう氏の可愛く乱れるヒロインを堪能できます。

 

まとめると決して悪くはないんだけど、手放しでオススメするには微妙なライン・・・かも。ほかの方のレビューは低くないので、私があんまりささらなかっただけかもですが。

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