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如月真綾(お姉ちゃん)の誘惑 感想&レビュー動画
概要
「如月真綾(お姉ちゃん)の誘惑」は2018年にhibiki worksより発売されたゲーム。同年の萌えゲーアワードでキャラクターデザイン賞を受賞。
タイトルから察せられるとおりヒロインが一人のミドルプライス作品で、全てを肯定して甘えさせてくれる「理想の姉」をとことん追求した一作です。
評価
- ストーリー : 6.5点
- ワードセンス : 7.5点
- キャラクター : 7点
- エロ&グラフィック : 8点
- その他 : 4点
総合評価:33点(50点満点)
キャラクター紹介
如月真綾
主人公の実の姉であり上級生。
成績優秀なだけでなくスポーツも万能。人当たりも良くさらに生まれた時代が時代なら国すら落とせそうな絶世の美貌と、文句のつけようのない完璧女子で学園でも人気者です。
しかしその正体は人外の色香で異性を惑わすエロスの化身。
どんな男でもイチコロにできそうですが溺愛している弟がいることもあって男の影はなし。
その愛情の深さはヤンデレとも言えるレベルで、心もなにもがっしり掴んで弟をたぶらかす魔性の女であります。
いついかなる状況でも弟を全肯定する姿勢はもはや狂気と呼べるほどで、実は「姉」という形状をした地球外侵略生物なんじゃないかという疑惑が発生して、地球人の種を求めて主人公につきまとっているという可能性を調査するために英国の特殊機関が・・・みたいなSF要素はなく普通に日常モノです。
まあそれくらい無尽の愛情を弟である主人公に注いでいるということで。
ちなみに途中で分岐があってエンディングは3段階に分かれます。
総合レビュー
ストーリー 6.5点 ワードセンス 7.5点
ジャンルとしては姉ものでありつつ、ショタものとも言えるのではないかと思います。選択するルートにもよりますが主人公は年齢不相応にかなり幼く描かれている気がするので。
超完璧な姉から誘惑に最初は理性的な感情で抵抗するものの、わりと速攻落ちてバブバブになってしまいます。
まあ男なんて●っぱいで頬をビンタされれば、IQなんて根こそぎ叩き落とされるかか仕方ないですね。
マジでこの如月真綾というヒロインに飼い犬がごとく手玉にとられて、赤ちゃんプレイがごとくよしよしされまくるので、その見方によっては辱めともとれるようなシチュが好きか嫌いかで、本作の評価は変わりそうではあります。
色香にやられて理性が粉砕されて、姉という存在がなければ生きていくこともままならない知性を剥奪されたサルになって、ことテクニックだけは上達するけど下半身はもう完全管理されて搾り取られるだけの家畜となり、精神と時の部屋がごとき永遠の夏に溺れていく・・・
あれ?冷静に考えるとホラーでは?
キャラクター 7点
妄想のなかにしか存在しないような一片の曇りもない姉を、最後まで貫き通した印象です。
でも何でしょう・・・不思議とあんまり印象に残らないんですよね。この如月真綾というヒロイン。
考察するに究極すぎるからかなと。人類が姉という幻想に与えた記号の集合体みたいな感じというか。
如月真綾という1キャラとしての固有の設定はかなり薄く感じました。もちろん悪い意味ではなく。
キャラ設定という意味では気になったのはむしろ主人公側ですね。
あまりにも幼いというか思考回路が盛ってる小学生のようで、「うん、僕お姉ちゃんと●ッチしたい」ばかり言ってるので
「そんな溺愛されるか?」
って純粋な疑問がつきまとってしまったんですよね。
いやそもそもオネショタはこういうもんだと言われれば、反論もないですが。
個別のエピソードがほぼなく、なぜこれほど頼りなくも思える弟を無条件に全肯定するのか、その理由が宙ぶらりんなため、やっぱりエイリアンなのかとか思ってしまい申した。
グラフィック&エロス 8点
サービスシーンは20シーン以上とかなりボリュームは多く、絵柄が好みなら十分満足できるんじゃないでしょうか。
いわゆる実用に特化した系ですが、内容はわりとオーソドックスめ。マニアックなプレイはほぼなし。
というか下手なシナリオ重視ゲームよりアブノーマル系少ないかも。
直前にプレイしたAMBITIOUS MISSIONの方がよっぽどはっちゃけてました。
その他加点要素 4点
ここまで説明した通り万人向けて言うよりかなり特定のジャンルに特化した作品ですね。
お姉ちゃんキャラが好きというより、「姉」という大いなる存在に全てをゆだねたい、という嗜好の人だとより楽しめるんじゃないかなと。
理性も知性も何もかも投げ捨ててお姉ちゃんに溺れたいあなたに。
評価
- ストーリー : 6.5点
- ワードセンス : 7.5点
- キャラクター : 7点
- エロ&グラフィック : 8点
- その他 : 4点
総合評価:33点(50点満点)