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嫁探しが捗りすぎてヤバい。 感想&レビュー動画
概要
「嫁探しが捗りすぎてヤバい。」は2015年にHulotteより発売されたゲーム。
本作の前後に「妹のおかげでモテすぎてヤバい。(2013年)」と「神頼みしすぎて俺の未来がヤバい。(2017年)」が発売されており、通称「ヤバい。」シリーズ3部作(非公式名称)の真ん中の作品。
超絶モテる主人公が嫁探しに奔走したあげく、最後には嫁でハーレムを作る美少女ゲーム。高宮菜々華が可愛すぎて最高でした。
評価
- ストーリー : 6.5点
- ワードセンス : 7点
- キャラクター : 7.5点
- エロ&グラフィック : 8点
- その他 : 3点
総合評価:32点(50点満点)
あらすじ
ど田舎に暮らす「葦原大輝」は普通の学生だがある秘密があった。
それは一族に伝わる摩訶不思議な力「神通力」を所持してるということ。
彼はある日現実とも思えるような予知夢を見る。
夢のなかの自分はとある女の子を嫁にする約束をしたことを思い出していた。
そこで直情的な主人公は決意する
「未来の嫁に会いに行く!約束を果たすために!」
しかし意気揚々と町に出向くものの、どうも運命の相手は一人じゃないらしい。
それどころかさらなる嫁かもしれない相手もあらわれて・・・。
捗りすぎてしまった嫁探しの行方やいかに・・・といったストーリー。
非常に王道な造りで、美人姉妹の家に転がりこんでむふふなハプニングなども交えつつ、キャッキャウフフなハーレム生活でああっ女神さまみたいな
いわゆる基本文法にとことん忠実な萌えゲーだったと思います。
キャラクター紹介
八神 甘夏
八神家次女。
あふれる女子力で見る物を浄化殲滅させる太陽系女子。
学園では勉強にも学業行事にも精を出す優等生であり、誰とでも分け隔てなく接する優しい性格もあって人気者。
可愛い系の顔立ちとは不釣り合いな扇情的なスタイルの持ち主で、恋愛ごとには初心なようだけど意外とえっちな事には積極的など、圧倒的「嫁力」をもっています。
世の女子を絶望させるために生まれたといっても過言ではない戦闘力。
ポイントで言えばわりと嫉妬深いところでしょうか。
随所でやきもちを焼いてくれるところが可愛いです。
八神 瀬里香
八神家三女。
物静かで儚げな雰囲気を醸し出している小動物系女子。
動物を愛するおとなしくて心優しい少女。消極的な性格で自己肯定感もけっこう低めで、ビジュアルから察せられるように大和撫子系なヒロインです。
ぺたんこに見えて実は・・・ってあたりがセールスポイント。美乳を愛でよ。
まな板をネタに笑いをとる担当は別にいるから安心してください。
何となく私服のイメージ違うのは私だけだろうか。
初めて見たとき「違うそうじゃない」って言ってしまいました。
八神 美穂乃
八神家長女。
常人ならざるオーラを纏っており、わけもなくかしずいて靴をペロペロしたくなるクレオパトラ系女子。
その手が触れたものは神気を帯びます。崇めたて祀るのですその奇跡を。
ちょっとS入ってるイケイケ奔放系レディーと思いきや、のっけからもう気遣い上手で初心で家庭的なお姉ちゃんキャラ全開で、作中でも屈指の恋愛脳清楚女子だったから毒気を抜かれました。
その美貌でもう少し男を弄んでもいいのでは?
高宮 菜々華
かわいい。
学園で会うたびに熱視線を向けてくる不思議な女子。
周囲からは謎めいた美少女で通っているが、いざ接してみるとエキセントリックな行動が目立ち、痴女がごとき直球な誘惑を仕掛けながら、口八丁なエロトークで心を揺さぶって洗脳してくるラミア系女子。
気が付いたときはあなたは落ちてます。
とある事情で男性とは全く言葉を交わさないんですが、主人公には普通に話しかけてきます。これこそ主人公のなせる御業。
とまあ一見知的でクールなタイプに見えますが、意外にフランクなヒロインなのが特徴。
いや、フランクというか天然マイペース系でしょうか。
人の話を5%くらいしか聞いていないし。
ここまでの紹介だとぶっ飛び女子に思えるかもですが、反面かなり良識的でご意見番みたいなポジションも兼ねていて、何か困ったことがあるとやってくる謎のお助けマンな一面も。
しかも情事には百戦錬磨ですって雰囲気のくせして、実は恋愛には不慣れでめちゃくちゃ純朴という、あどけなさ属性に萌えることもできます。ちょっと有能ないか?
全体的に王道なヒロインたちのなかではけっこう外してるというか、良い感じな意外性やアンバランス感があって良かったですね。
キャラとしては一番好き。
生い立ちの孤独なようなものもちゃんとストーリーに絡めていたし、いちゃいちゃパートが多かったのもマル。
葦原 希里乃
かわいい、話しやすい、いろいろお世話してくれる、しかもお兄ちゃん大好き。
という妹検定があればS判定間違いなしのリトルシスター。
主人公とは田舎の町でずっとともに暮らしており、同じく神通力を有しています。
メイン4人を攻略すると現れるグランドエンディングルートみたいな立ち位置で、彼女との幸せが描かれますが、他ルートでは兄のために奔走する献身的な頑張りを見てるので、告白シーンとかはぐっときました。
嫁を探して探して探しまくって悩みぬいたその道の最果てで「真の嫁は実の妹だった」ことに気が付くという、崇高なる哲学を体現したようなルートと言えましょう。
ここからサブヒロイン枠
ちょびっとだけどサービスシーンもあります
玉野 唯
学園のアイドルでもある八神家長女、美穂乃を神や仏やと慕うクラスメイト。
しかしてその実態は学園の人気食堂で働く超絶可憐最強メイド。
「メイド」です間違えないでくださいね。
ウェイトレスと呼んだらハチの巣にされます。
必ずメイドお呼びください爆殺されたくなければ。
新堂 明佳
超絶無敵ロリっ子先生。
見た目は大目にみてJC。大丈夫、教員免許持ってますよ。手を出しても犯罪にはなりません。ロリバr(y
まあ萌えゲーに限らず創作のなかの女教師は、たいてい設定かキャラがぶっ飛んでるのがお約束なので。
私はひだまりスケッチの吉野家先生みたいな道徳が機能していない女性が好きです。
まあ明佳先生は中身はすごくしっかりした大人なんですが。
この手のタイプは攻略対象外だったりしますが、本作はちゃんとHできます。
総合レビュー
ストーリー 6.5点 ワードセンス 7点
タイトル通り可愛い女の子たちにしんどいくらい好かれてイチャラブみたいな、明るい雰囲気のラブコメで、ご都合主義上等のシンプルな話。
設定上ヒロインたちが基本もう惚れていて付き合うまでのあれこれというより、付き合った後に焦点がおかれぎみです。
めっちゃ感動まではいかなくとも、ほっこりできる系と言えるかも。
結城リトもかくやと言えるほど、主人公がスーパーフラグ建築家の男でまあモテにモテます。
たぶん媚薬を散布するパッシブスキルをもってる。
というかヒロインがちょろすぎではと思わないでもなかったです、笑。本作の主人公は「主人公」であること以外にも、モテることを運命づけられているような設定を持っていることを考慮しても。
てなわけで展開はけっこうスピーディーで「え?もうそんな段取りですか?」みたいな感は少しありました。
とくに告白までの過程とか爆速で驚き。
いや絶対フラグたってなかったですやん。もしかして裏で手籠めにしたんか?みたいに思いました。
まあ真のイケメンはフラグを建てたことすら周囲に気づかせないものなのでしょう。
総合的に見て文章もシナリオもくせがなく読みやすくはありますが、ちょっと普通過ぎて若干の退屈感はありました。
シナリオゲーというよりはキャラゲーに近い作品なのかもですが。
キャラクター 7.5点
みんなめちゃ素直でいい子で乙女でした。メンヘラ係数が高めな女子はほとんどなし。
まっすぐでちょっとアホで天然ジゴロな主人公に翻弄される様を気軽な感じで楽しめます。
ただ何というか・・・。
菜々華と希里乃はすごく良いキャラだと思うんですが、八神三姉妹があんまり扱いが良くない気がします。とくに甘夏と美穂乃。
正妻ポジションのわりにはちょっとキャラを掘り下げが少なめで、いくら三姉妹はセット扱いとはいえストーリー展開も似すぎているというか。
これ最後にFDっぽいメタネタや裏設定解説も交えた、ハーレムルートが用意されてるんですが、そのために分裂したんかみたいな印象を受けないでもなかったですね。
まあ菜々華は萌えゲーライフのなかでもかなり上位に位置するくらい刺さったので、個人的には満足です。黒髪ショートは最高だぜ。
グラフィック&エロス 8点
本編のサービスシーンはかなりノーマル系かなと。
嫁がメインテーマの作品だけに、子作りを意識させる系のフレーズが多かったのはすごく良いと思いました。
シーン数も多めだしここで不満点は出にくいのでは。エキストラルートでは少しマニアックなプレイも用意されていますし。
大人のおもちゃとか●ーションマットとかお外で開放的にとか。
そう嫁の性癖を開発するのが本作の最終目的・・・だったら楽しかったんですけどね。そういうわけではないです。
その他加点要素 3点
決して悪くはないんだけどもう一声って部分が散見されて、なんか惜しい作品というのが素直な感想でしょうか。
シリアスな展開も少なくほのぼのと楽しめる萌えゲーなので、公式ページとか見てみて絵柄に惹かれたら購入して損はないと思います!
評価
- ストーリー : 6.5点
- ワードセンス : 7点
- キャラクター : 7.5点
- エロ&グラフィック : 8点
- その他 : 3点
総合評価:32点(50点満点)