萌えゲー解説

「天気雨」感想&レビュー動画【ぐみそふと】

天気雨 感想&レビュー動画

概要

「天気雨」は2015年にぐみそふとより発売されたゲーム。 2019年にはプライスダウンした普及版が発売。

夏の田舎で2人のきつね娘に出会った主人公が、まったりと平和に暮らしながらいちゃいちゃするだけの、ハートフルな萌えゲーです。E-moteシステムが立ち絵に導入しているので、ぴょこぴょこぽよぽよ揺れるので癒されます。

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公式サイト
FANZA

評価

  • ストーリー : 5点
  • ワードセンス : 7点
  • キャラクター : 7点
  • エロ&グラフィック : 8点
  • その他 : 5点

総合評価:32点(50点満点)

あらすじ

普段は都会で大学生として生活している「宮下碧」は、祖父からの体調不良の知らせを受けて田舎の家に帰省していた。

幸い祖父の体の具合はさほど悪くなかったが、せっかくなのでしばらく滞在することに。

穏やかながらも退屈な日々を予想していたが、そこで主人公は2人の「きつね娘」に遭遇する。

彼の人生を変えるかけがえない日々はここから始まるのだった。

・・・みたいなストーリーです。

夏の田舎を舞台にしたけものっ娘とのハートフル系の恋物語って感じですね。

キャラクター紹介

白(しろ)

主人公の前に何の前触れもなく、まさしく忽然と現れたきつね娘。

いろいろと不思議な存在だが、いま主人公の実家に居候のような形で生活中しています。

この袖が分割されて腋がぱっくり見えてるのが非常にけしからんですね(至福)。

眩しい・・・私は君の腋を照らすう太陽光になりたい。

ちなみに下半身の「絶対領域」に対して、この分割された袖の隙間から見える二の腕や肩を「相対領域」というらしいです、初めて知った。

というかそもそもの話「きつね娘」って何?・・・って思っている人もいるかもですが、狐のなかでも由緒正しい血筋のものは人に化けられるんだそうです、以上。

いや本当にそれ以上は言及がないので、そういうものとしか言いようがないです。

いつも活発に遊び回っている元気娘で、中身はそうだいたい小2女児くらいなイメージ?

もちろん精神年齢の話ですよ、笑。

全体的にロリっ娘っていうビジュアルですが、意外と目元や口元が妖艶な感じで、それがいっそうユーザーのお兄ちゃんをダメにさせそうな感じがします。

狐(こん)

白の姉たるきつね娘。

白がだいぶ子供めなキャラなのに対して、こんは主人公とはちょうど同年代の女の子くらいの設定です。

社会経験とかはないですが、普段から家事をこなしたりして人間生活の経験が豊富だからかしっかり者ですね。

温厚なお隣のお姉さん風な雰囲気ですがそこは彼女もきつね娘。頻繁に冗談をとばす茶目っ気のある性格で、主人公を色んな意味で揺さぶってきます。

むくれてる時の顔が非常に良いと思います。わざといけないことをして足でぐりぐり折檻されたい。まあ女王様プレイは収録されていませんが。

比較的すぐに仲良くなりますが、閉じた環境で急に関係が深まったせいか距離感がよくわからなくなって悩むという、幼馴染ポジションとかにありがちな話が個別の焦点でしょうか。

いちおうじい様ばあ様がサブキャラ枠でいますが、基本的には主人公と白、こんの3人だけで物語は回っていきます。

総合レビュー

ストーリー 5点

正直なところきっちり読み応えのある物語が組まれている系の作品ではないです。

内容としても田舎っていいよねみたいな話がぽつぽつ繋がっているだけで、特徴的なエピソードがあるわけでもないですしね。

きつね娘2人の設定やら街を取り巻く事情やら、細部を丁寧に描く感じではなく、不思議なものを不思議なままに、野暮ったいリアルさを切り捨てて、ぼんやりとした非日常に視聴者を沈めていくような作風が特徴と言えるかなと。

まあきつね娘2人の可愛さを堪能することが目的の、キャラゲーといって差し支えはないと思います。

この手の作品だと「なんで私は”きつね娘”であの人は”人間”なの?」みたいなアイデンティティー問題が取り上げられることも多いですが、そういう重めな展開はほぼなし。

それが別に悪いとは思わないんですけどね。むしろ中途半端にシリアスなお題目を組み込むより、まとまりいい気がします。

ケモミミ娘と田舎でいちゃいちゃするそれでいいじゃあありませんか・・・。

ワードセンス 7点 キャラクター 7点

日常描写とかは特筆してよかったイメージではないですが、ヒロイン2人の台詞は良かったと思います。

遊ぶの大好きで純粋無垢な無限のエネルギーが詰め込まれた白。

人間っぽさがありつつもきつね娘らしいピュアさを損ねてない狐。

普通の女の子じゃない感が良い意味で出てた気がします。

わたし人外設定のヒロインは好きなんですよね。

現実の人間だと年齢が成長するにつれて、世間体とか常識的なものを身につけていくわけで、それを無視するとどうしても痛い人になったり、変な人になりがちなんですが、人外設定はそれを合法的にごまかせるので。

ネコぱら」紹介した時も同じようなこと言いましたね。

私はこれからこの手法を「ネコぱら理論」と呼ぼうと思います。

グラフィック&エロス 8点

冒頭でも言いましたがE-moteがあるってことが相当活きて感じがします。

ストーリーがそれほど起伏に富んでるわけではないものの、ぴょこぴょこ2人が動いてるだけで相当癒し度高し

イラストレーターさんが違うせいかヒロイン2人の画風が微妙に異なりますが、さほど気にならないのではと。萌えゲーでは別に珍しいことではないですし。

サービスシーンに関しては両者9シーンあり私としては十分すぎるくらい。

きつね娘だからってことか精液の味とか匂いとか動物的な表現が多かったかもです。

あとダイナミックな角度から白ちゃんがマーキング(意味深)してるシーンは作中屈指のハイライト。

お外プレイも多めな気がしますね。大自然が私たちのラブ〇テルだ!

ああでも立ち絵と違ってサービスシーンの画は動いたりしないのでその点は注意。

その他加点要素 5点

内容としてはタイプの違う2人のきつね娘と、夏の田舎・・・というより現実的なあれこれから切り離された理想郷のような場所で、ひたすらいちゃいちゃするだけ。

しかしそのぬるま湯の中を揺蕩うような世界観が魅力の萌えゲーでした。

この点に齟齬がなければ満足できる作品なのではないでしょうか。

  • ストーリー : 5点
  • ワードセンス : 7点
  • キャラクター : 7点
  • エロ&グラフィック : 8点
  • その他 : 5点

総合評価:32点(50点満点)

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