「ハミダシクリエイティブRe:Re:call」をプレイしての感想
「ハミダシクリエイティブRe:Re:call」は2025年に4月に、まどそふとから発売されたゲーム。大ヒットしたことで同ブランドの看板作品となった「ハミダシクリエイティブ」のファンディスクですね。
本作でスポットライトが当たるのは悪役令嬢風のキャラとして本編で登場し、共通ルートでは大ボスのようなポジションにいたものの、共通ルートにはいったらまるで最初からいなかったかのように空気になった悲しみのサブヒロイン、聖莉々子嬢。
5年の時を経て彼女の可愛さを堪能できる一作となっております。
↓はハミクリ本編の解説動画です。よければご覧ください。
原画:宇都宮つみれ
シナリオ:甲木順之助
キャスト:夏樹柑菜(聖 莉々子)
作品の総評

本作に関する感想を端的に述べるなら、非常に「らしい」作品だったなと思います。
ハミダシクリエイティブの続編ある凸の感想記事を書いたときにも言及したのですが、作品として新しい展開を打ち出すというよりも、原典のキャラや世界観をきっちりと守りつつ、そのうえでヒロインの可愛さを見せていくという構成でしたね。無印のファンであるほど刺さるような、理想のFDだなと思います。

ゆえに莉々子嬢もちゃんと無印の時に匂わせていた厄介さを維持しています、笑。
良家の生まれで他人からたしなめられにくい環境だったことと、元来の高潔で負けん気の強い性格からすくすくと育ってしまった悪役令嬢風の気質は、攻略ヒロインに悪上げされたからといってなくならず健在!
宇都宮つみれ先生の可愛い絵柄だから中和されてるけど、こんな人近くにいたら絶対に面倒だし関わりたくない・・・!
でもそれによって他のヒロインに埋もれないキャラクターを確立してますし、やっぱりライターさん上手いと思いましたね。恋に落ちてだんだんと柔らかい性格になっていく描写も素晴らしかったです。

あともちろんお馴染みの生徒会の面々も登場します。まあでもあくまで莉々子さんが主役なので、脇にちょこんといった感じですね。詩桜パイセン以外は。
莉々子さんの友人で最も関係性が深かったということもあり、随所で詩桜パイセンは登場します。時に暴走する莉々子さんをたしなめ、時に恋のキューピットとなりと八面六臂の大活躍。あなたもすっかり丸くなりましたね。
作中のヘイトを一身に集めていたラスボスの姿かこれが・・・。まあ私はいまでも変わらず詩桜パイセン推しなので嬉しかったですが。

それほど大きな波乱もなく、まったりと距離を縮めていく平和なシナリオも良かったです。
Hシーンは4回とちょい少なめにも思いましたが、まあ抜きゲーじゃないですしストーリーに比重をおいてるのでこんなもんですかね。個人的な希望を申し上げるならもうちょい、方言キャラは押し出して欲しかった・・・!私は方言ヒロインガチ勢なので。
それ以外はとくに不満もなく、良いファンディスクだったと思います。
おわりに

というわけで「ハミダシクリエイティブRe:Re:call」のレビューでした。
セレクトオブリージュも出たしもうハミクリの世界は終わりと考えていたので、莉々子さんが正ヒロインになる世界線に出会えたことに感謝しかありませぬ。
でもさすがにこれで終わり・・・ですかねえ。いちおうまだ生徒会の新人ちゃん2人と、なにより里センセーも残ってはいますが・・・。何でもしますし絶対買いますから里センセーメインのFDくださいまどそふと様(泣)