「くりくりクリック」をプレイしての感想【GIRL’S SOFTWARE】

「くりくりクリック」をプレイしての感想

概要

「くりくりクリック ～オレの夏休み～」は2023年9月にGIRL’S SOFTWAREから発売された作品。

分類としては商業系作品のひとつだと思いますが、DL販売はDL site限定ですし、作品の内容的にもかなり同人色が強い作品だなと感じます。

話を進めていくと何度か「くりくりシステム」と呼ばれる、女の子にいたずらするパートが挿し込まれます（これもまた同人っぽい）。

ゲームの特徴や感じたこと

① グラフィックとアニメーションは高水準

本作のウリであり最大の強みであろうグラフィック面は、紛れもなく高水準でした。とくにおっぱい周りの描写に力が入っていて、肉に食い込む指の動きとか変態レベルです。胸にお尻とか部位アップのシーンもあり。

（↑公式ページより拝借したサンプル）

アニメーションに関しては覇王みるくふぁくとりーとかとほぼ変わらないクオリティーで、同人作品の域は超えていますね。8PartのHシーン全てがアニメーションなのも好印象。

基本Hを繰り返すだけの構成なのに、立ち絵にもアニメーションが適応されているのはこだわりを感じます。

② グラビアアイドルの方のCVも悪くはない

本職の声優さんでなくグラビアアイドルの方がCVを務めている、という点はユーザー側からすると「大丈夫なん・・・？」って心配になる要素かと思います。

まあ賛否が分かれてしかるべしだと思いますが・・・私の率直な感想としては「抜きゲーなら悪くない」といった感じです。私のような演技シロウト目線からしても上手くはないなとは思ってしまいますが、声質そのものはエロゲーらしい萌え感あって私は好きです。

むしろこのプロらしくない不慣れな感じは一般の作品ではほぼ目にしないので、逆にそそる？！と脳内で補完されつつあります。
ほら風俗でもウブな子の方が受けがいいことは多いらしいですし？（錯乱）。行為が上手すぎると、これも演技なんだろうなと思って冷めちゃう的な！？（惑乱）

しかも「1」より「2」の方がCV上手くなってた気がします。慣れたんでしょうか。設定的に「1」が現実の女子大生でナチュラルな演技を求められるのに対して、「2」はくっころ女騎士とばりばりファンタジーなので、ふり切りやすかったって点はあるかもですが。

いずれにしても声優さんの成長のようなものを感じられるのも、オリジナリティーと解釈できるかもしれません。「3」はもっと良くなっているのかも。ただシナリオゲーならさすがにいろいろ気になってキツそうですけどね。

③ ただボリュームは少ない

と、アニメーションは非常にいいしCVも決して悪くないとほめてきましたが、さすがにちょっとボリュームは少なめだなとは思います。途中で止まらずクリアをただ目指すなら2時間かからないくらいで終わってしまうので。3,850円という定価を考えると人によってはちょっと寂しいと感じるかもしれません。Hシーンも基本はおさえてますが、数的に多くはない。

とはいえアニメーションなしのHシーンやほのぼの日常会話シーンで、余計な分量を水増ししてもどうなんだ？・・・って気もしますし、これはこれでエロ抜き特化でいいんじゃないですかね。数よりも質が大事だ！・・・という一点豪華主義な方には合う作品なのではと思います。

総評

とにかくアニメーションを含むビジュアル面が素晴らしい作品でした。

ただ強みがかなり尖っているので、ビジュアルが性癖にささるか、CVに抵抗感がないかは、公式サイトなりでサンプルをしっかりチェックすべきだと思います。

それらがクリアできればにちゅにちゅパラダイスがあなたを待っています。