ゲーム概要
「ケイドロ」は2023年6月にヘキサゴンから発売された同人ゲーム。
発売から1週間程度でおよそ1万本の売り上げを達成し、ランキングにも急上昇で食い込んできたので気になってプレイしてみました。
中身としてはSRPGで、無法地帯となった島に派遣された新人の女性警官「パコ」が、現地のくせのある先輩警官たちと協力して、凶悪な性犯罪者「オカシマ」の逮捕になりだすといったストーリーです。
クリアまでの目安時間(6~7時間)
原画: やまのかみ
シナリオ(作者):マイケルサンダーぱぴぷぺぽ
キャスト:にしだあきら、西浦のどか、都みみち(三八みみち)、森野めぐむ
特徴と良かった点
①戦闘システムが飽きない
町にうろつく様子のおかしな犯罪者たちにエンカウントすると、その場で戦闘になります。
バトルは2段階に分かれており、最初は一般的なRPGっぽい戦闘。
そこで相手を打ち負かすと、本作の目玉のひとつであるBF(バトルファック)にはいります。BFでは攻めと受けの両方の展開が繰り返されます。
スタミナが尽きる前に相手を射精させられれば完全勝利。
ようは血気盛んな犯罪者どもをHテクで抜かせて賢者化鎮圧する・・・といったもので、リアルタイムで変化するスタミナゲージと相手の耐久力を管理しながら、タイミングよくボタンを押していくことが求められるんです。つまりアクション要素あり。
これが良かったですね。こういうRPGものは戦闘シーンは単なる作業っぽくもなりがちですが、気を抜くと足をすくわれるのでちゃんとパコちゃんの動向を見守ってないといけません。
さらに通常の経験値に加えてHを経験すると、sexp(性験値)というパラメーターがたまっていき、スキルツリーを開放することでBFで使える新たな性技を獲得できます。
これによって「ようし次の敵はあのプレイで仕留めてやるぜ、うへへ」みたいなモチベーションが継続します。なので最後まで飽きずにプレイできました。
②アニメーションつき
本作大きく分けてメインのストーリーと、サブキャラを含めたヒロインたちの日常に焦点をあてたサブストーリーを並行して進めていく感じになりますが、随所のHシーンではアニメーションがつきます。(詳細は概要ページの上部)
むちゃくちゃクオリティーが高いってほどでもないですが、動くのはやっぱり臨場感あっていいですね。
サブストーリーはビジュアルノベル形式なので、そちらでは戦闘時みたいに慌てることなくアニメーションを楽しめます。
③明るい世界観
物語としては性犯罪者がどうとか陰謀渦巻く話なのですが、パコちゃんがけっこうぶっ飛んでる明るく前向きな性格なので、かなりポップめな世界観です。胸糞描写とかはほぼなし。
そのため女の子が可哀そうなのは無理・・・という人も安心してプレイできます。
※気になった点をあげるなら
完全クリアまでにかかった時間は6時間半ってとこでした。変にぐだることなくテンポよく進むのが好印象です。
ただRPGとしてのやりこみ要素は少なく、難易度もけっこうヌルめでしょうか。私は難しすぎたり地道なレベル上げを求められれると、逆に萎えてしまうヌルゲーマーなのでちょうど良かったですが、人によっては物足りないと思うかもしれません。装備やスキルの種類も少なめですし。
ダンジョン探索は隅から隅まで行うタイプなこともあってか、中盤以降はパコちゃんが強くなりすぎてまったく危なげなく無双し始めるので、ED後の全プレイ解放まで敗北Hシーンがあることを知らなかったという、笑。
総じてライトで遊びやすい作品だったので、週末にちょっと楽しめる同人ゲームを探しているという方にはおすすめです。