目次
Role player:小粥姉妹の粘膜ポトレ ぐりぐちゃLIVE!
概要
2021年に「あかべぇそふとつぅ」より発売されたゲーム。ジャンルは破廉恥BODYのレイヤー姉妹とロールプレイHするADV。
エロエロでムンムンな女性コスプレイヤー2人と、ひたすたコスプレHをしていくといった内容。ウリは何と言ってもクオリティーの高すぎるLive2Dアニメーション。いろいろとはかどる抜きゲーとしては最適な一本です。
評価
- ストーリー : 6点
- ワードセンス : 6.5点
- キャラクター : 7.5点
- エロ&グラフィック : 9点
- その他 : 4点
総合評価:33点
あらすじ
マイナーな漫画家である主人公は最近自分の納得する画が描けず、スランプ脱出のきっかけを求めていた。ちなみにペンネームはティンポジウム先生。
とあるきっかけでコスプレイヤーのコスプレイヤーによるコスプレイヤーのための島「コスタリア」を訪れる。
そこで出会ったのは自分の漫画のファンだというヒロイン姉妹「小粥 聖良」と「小粥 莉瑠」。
あとはもう4種類のコスチュームを着させてひたすらパコるだけ。これぞエロゲーだ!
ゲーム進行としては芯の通ったストーリーに沿って進むいうより、どっちのヒロインとどのプレイをするのかを選んでいくって流れですね。
物語性は薄いけどちゃんとエンディングは用意されています。
おすすめポイント
①多様なプレイを楽しめる
本作は2人のヒロインごとに4つのコスが用意されています。それぞれの名称は「セレスティアル」、「チャーミング」、「ダークネス」、「ヴァリアント」。
ざっくり特徴を説明すると聖母によるご奉仕、恋人とのイチャラブ、女王様による攻め、女騎士への凌辱&調教って感じですね。
登場人物は2人だけどロールプレイという画期的機能によって人格を分割させることで、基本純愛路線ながらも際どいプレイも盛り込めるという、多様な性癖をカバーできるお得な内容になっています。
②クオリティー高すぎるLive2Dアニメーション
これはもう見てもらうしかないわけですが、とにかくもう激エロでぬんるぬんるに動きます。
揺れるおっぱいはもちろん、母乳や精液とかが飛び散る感じとかも表現されていて、素直にすごいと感じました。(公式ページのアニメーションサンプルはこちら)
まあかなり抜きに特化したゲームなので、とくにウリの部分でしょうね。
これが14パターン(ぷらす無料のアペンドパッチで+2)見れるので、十分満足できるんじゃないでしょうか。
あ、でも全てのエッチでLive2Dってわけではなくて静止画のシーンの含むから注意してください。
③思いのほかストーリーが良い
後ほど総合レビューででも触れますが、案外ストーリーが良かったです。
とくに聖良の話の方では、お互いの欠けている心を埋めあう肉欲を超えた純愛、みたいなものが描かれていて、感動まではいきませんがぐっと来ました。
完全に抜きゲーと思って買ったので、期待してなかったからハードル低かったって部分も大きいですが。
注意点
少しだけ注意点をあげるなら、とにかくH三昧で日常パートとかデートシーンとかあまり挟まない構成です。そのため普段は恋愛系のアドベンチャーをやってるって人が急に手を出すと、胸焼けするかもしれません。まじで9割はエロシーンなので。
あと母乳表現が相応に頻出するのと、SM表現はまあまあ強めという点でしょうか。まあ興味なければそこだけ飛ばせばいいわけですが。
キャラクター紹介
小粥 聖良
引っ込み思案で人見知りな小粥姉妹の姉であり、人気コスプレイヤー「アエット・リエット」の片割れ。
エロイことには人一倍興味あるけど、内気な性格もあってなおさら表に出せずにいるって設定です。なぜこんな犯罪ボディーにもかかわらず、女性としての自信がないのだ。。こんな爆乳ぶらさげてれば男なんか速攻仰向けでしっぽとチンポを振り回してくるだろうに。
でもコス中だけは素の自分をさらけ出せるもよう。主人公と出会いコスプレを通じて自分の秘めたる欲望と向き合うってのが彼女とのお話です。
小粥 莉瑠
聖良と同行してコスタリアに来ていた小粥姉妹の妹。世間的には優等生キャラで通っていて、ぼーっとして世間離れした雰囲気の姉とは違ってわりと常識的。
でも実はエロ漫画家になりたいという夢を持っていて、ティンポジウム先生にも尊敬を抱いています。
かなりソフトめだけどツンデレと言うか素直じゃない性格で、最初はエロイことに抵抗してきますが、基本かなりチョロくて押されるとなよなよ流されて、デレデレしてくるのが可愛いです。
「これはロールプレイですから!」と言いつつ、だんだんとメッキが剥がれて素の自分で甘えてしまって、それを恥じつつも結局は心が屈服してしまい・・・調教完了。
みたいなお約束が可愛いヒロインでしょう。
総合レビュー
ストーリー 6点
ゲームとしてはかなり抜きに特化している作品で、恋愛を主体としたシミュレーションみたいに、ストーリーらしいストーリーはほぼありません。プロローグ的なものはありますが、それも設定と世界観説明くらいというか。
それは事前情報である程度知ってましたし、別にシナリオ面は正直期待して購入したわけではなかったですが、通しでプレイすると意外とよかったです。
ざっくり言うと主人公とヒロイン二人がコスプレイチャイチャを通じて心を通わせていくって話ですが、いわゆる恋愛に重点を置いたゲームのHって、心を通わせた後の追加要素のような感じで、それ自体が物語とはあまり絡まないおまけのような感じが多いんですよね。
ただ本作はロールプレイHをするなかで心を通わせていく過程が主体なわけで、裸の体を重ねあう中で心も重なる。甘えられて甘える、己の性癖と本音をさらけ出す。そんな心の壁を取り払っていく感じが順を追って描かれていて、シーンごとに切り取るとただ淫らなことしてるだけなんですが、引きで見るとまあまあ物語として成り立ってるように感じました。
萌えゲーって海千山千で、どこかで聞いたことあるようなストーリーや設定の焼き増しにサービスシーンくっつけました!・・・みたいな作品も少なからずあって辟易することもあるんですよね。
それらと比べて本作の「ストーリーとか捨ててます!心理描写だけに重点を置きました!」って構成は、潔さすら感じて個人的には好印象。自分の思うように生きるその大切さ。嘘偽らざる自分の気持ちを認める大切さを教えてもらったような気がしますね。うん、それは大げさですね。
ワードセンス 6.5点
日常パートはそれほどでもないですが、Hシーンの台詞のエロさ、ワードセンス、そしてHを通じて赤裸々に浮かび上がる心理描写はなかなか秀逸でした。
たかがエロゲーしかし侮るなかれ。その淫らなのやり取りの中には人間の本質が浮かび上がるのです。
キャラクターは7.5点
キャラ設定としてはそれほど斬新ではないですが、2人しかいないしいわゆる日常パートはほとんどないディープなHのシーンのみという流れ故に、キャラの内面に没入できる感じはあります。
ロールプレイという舞台装置と心に蓋をしているヒロイン二人&主人公という設定は、よく噛み合ってる気がしますね。声優さんの演技も巧みでした。各コスでの声の使い分けはまさにプロの技ですね。
抜き特化ゲーのくせに登場人物のちょっとした成長が描かれてるのも良かったです。
エロ&グラフィック 9点
グラフィックとエロシーンは本作の肝だけあって文句なし。Hシーン抜きでみても立ち絵のポーズとか表情とかちょっとしたモーションも良くて、もうちょっと普通のデートシーンとかあってもいいのになと思ったくらいでした。
その他加点要素 4点
好きなコスプレを選んで進行していくスタイルは、ストーリーが物切れになってしまう感はあるとはいえ、気分に合わせてプレイを選択できる点では抜きゲーとして親切ではないかと。こまめにセーブしなくても繰り返したいシーンを探せる意味で、遊びやすさもありました。
評価
- ストーリー : 6点
- ワードセンス : 6.5点
- キャラクター : 7.5点
- エロ&グラフィック : 9点
- その他 : 4点
総合評価:33点












[…] いや人気というより、モンスター作品ですかね・・・。過去に本サイトでも紹介した「Role Playerシリーズ」と同じく、発表から月日がたってもずっとランキングに居座り続け、基本的には抜き作品ながらも萌えゲーアワード賞でも良くその名前を見ます。 […]