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「ドゥームズデイ・ロボットガール」をプレイしての感想【バナナキング】

「ドゥームズデイ・ロボットガール」をプレイしての感想

概要

ドゥームズデイ・ロボットガール」は2023年3月にバナナソフトから発売された同人ゲーム。FANZAでの取り扱いは現時点ではないみたいですが、steamでも購入可能です。steamで買った場合は・・・無修正です(迫真)。

物語の舞台となるのは戦争によって破壊されつくし、終末を迎えてしまった近未来。荒野をさまようなかで死を覚悟した一人の男の前に現れたのは、白い髪のロボット美少女「エマ」だった。

不思議な出会いを経て共同生活を始めるふたり。人らしい生活も倫理観も何もかも失ってしまった世界で、彼と彼女がむかえる”結末”とは・・・みたいな話です。

始めに言っておくと購入はよく考えてからを推奨します。私も手放しでは・・・というかそんなにオススメしません。その理由について述べていこうと思います。

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システム

ゲームジャンルとしてはロールプレイングに分類されます。1日ごとに行動回数が決められていて、物資を求めて街を「探索&戦闘」したり、エマと「交流(性的なことも含む)」したりを選ぶことでストーリーが進行するという感じ。

戦いを繰り返せば主人公のレベルは上がっていきます。またエマにもパラメーターが存在し、これと選んだ選択肢によってエンディングが5つに分岐するって構造ですね。

あ、Hシーンはものによってはアニメーションがつきます。

ゲームの短所!

普段はゲームの長所から書きますが今回はレビューの都合上、ゲームの短所から語っていきます。

① ゲーム性は正直良くない

はっきりいってゲーム性は低いなと思います。とにかくこう・・・単調なんですよね。RPG風の戦闘は攻撃するか、アイテムを使うかだけ。スキルとかもないので死なないようにHPだけ気をつけながら、攻撃ボタンを押していくだけです。

クラフト要素もありますが種類が少ない・・・。武器はすぐに壊れるので「もういいよ!ステゴロでやったるわ!」ってなりますが、それでも特に問題なし。肉食って体力回復して殴ってれば勝てます。

あとエマをメンテナンス(性的な意味ではない)する際にちょっとした音ゲーがあるのですが、それも毎回決まったパターンで光る場所を押していくだけという虚無極まるもの。

「このゲーム性ならもうビジュアルノベルにしてしまえばいいのに・・・」とプレイ中何度も思いました。

② Hシーンも淡泊

萌えゲーなので当然Hシーンもありますが、けっこうあっさりめです。価格帯を考えれば妥当なものの、アニメーションもすごく良いとは言い難いので、ビジュアルがめちゃささるって人でなければ、抜き目的でもそんなに使えないかも。

いちおうエマ以外にもサブヒロイン枠がいて3Pがちょろっとあったりしますが、本当におまけ程度って感じですね。

なにより!・・・好感度をあげるためには何度もHするしかないのに・・・!会話パターンが一切変化しないのが・・・!これは苦行なのか・・・!

ということでCtrlボタンを数十回は押しっぱにする必要があります(泣)。

③ 日本語翻訳が悪すぎる!

そして何よりも!本作の最大の問題点は、日本語訳があまりにも精度が低すぎることです。

そう本作は台湾のサークルが作ったもので、日本製じゃないんですよね。

設定で言語を変えれば日本語になりますが、これがもうちょっと違和感があるというレベルじゃなくひどい。敬語と丁寧語がまじって主人公がコントかってくらい情緒不安定な感じに思えますし、そもそも何を言っているのかわからないことも多いです。

これはもうGoogle翻訳とかに突っ込んだだけなのでは・・・?

ということでちぐはぐな日本語を、前後の文脈から判断して再構築するという脳内作業をプレイヤーに幾度となく課します。何という信仰度が求められるゲームなのだ。

ゲーム性は我慢できても、この点はかなり厳しいですね。

ゲームの長所:でも世界観とヒロインはすごく良い

じゃあ気をつけろっていう注意喚起記事なのですか?ってことはなく、長所もあります。

まず一番に世界観はとても評価点高いです。残酷で空虚な雰囲気がただよう世界で、感情の乏しいロボットガールと心を通わすという設定は、ありがちながらも心惹かれるものがありました。

普段は淡々として感情の読めないキャラながらも、ところどころでお茶目な言動や乙女らしさをみせる「エマ」も良かったですね。

要領をつかみにくい破綻しかけな日本語の奥からでも、伝わってくる何かがありました。節々にけっこう印象的なフレーズもありましたし。ゆえにエンディングはけっこう感動。

とはいえ言語の壁が高すぎるゆえに積極的にオススメはできないんですが、もし感じるものがあったらプレイするのもあり・・・かも。

たぶん中国語ができると評価がまったく違う気がするので、中国語の勉強教材とすると良いかもですね、笑。

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