萌えゲー解説

「アスカさんはなびかない」感想&レビュー動画【あざらしそふと】

アスカさんはなびかない 感想&レビュー動画

概要

『アスカさんはなびかない』は2022年にあざらしそふとが発売したゲーム。

正統派高嶺の花ヒロインを落としていく学園恋愛シミュレーションです。鉄壁というふれこみでしたが、すごいちょろかった。でもカワイイから良し。

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公式サイト
FANZA

評価

  • ストーリー : 6点
  • ワードセンス : 6.5点
  • キャラクター : 7.5点
  • エロ&グラフィック : 7点
  • その他 : 4点

総合評価:31点(50点満点)

キャスト&製品概要

<キャスト>

獅子堂飛鳥:雛咲もも

<製品仕様>

【タイトル】アスカさんはなびかない
【ブランド】あざらしそふと
【発売日】2022年12月23日
【価格】パッケージ版:3,850円(税込)
ダウンロード版:3,850円(税込)
【ジャンル】高嶺なカノジョと恋する学園ADV
【対応OS】日本語版 Windows10 64bit / Windows11
【種別】18禁
【原画】瀬奈茅冬*
【シナリオ】若葉祥慶

あらすじ

「遊馬隼斗」が通う学校にはとりわけ目立つ生徒がいる。

それは氷の姫君と称される生徒会長様だ。

類まれなる優秀さと美貌で崇められており、自分には関わりのない人間だと思っていたが
たまたま名前が似ていたこと。

そして彼女が落とした手帳を拾ってしまったことから奇妙な因縁ができてしまった。

よくわからないがその手帳は彼女にとってとても大切なものらしく、秘密を守るために不思議な契約を結ぶことに。

果たして氷の姫君と呼ばれる彼女の素顔とは・・・といったストーリーです。

大筋としては直球の学園ラブコメですね。

キャラクター紹介

獅子堂飛鳥

十全十美の生徒会長、通称「氷の姫君」。

成績は常にトップで運動神経も抜群。学生会の仕事も一人で完璧にこなす超人であり、嘘なのか本当なのかわからない武勇伝をはためかせ、歩く伝説のように扱われている同級生。

スキル過剰搭載型の完璧ヒロインってとこですな。

できる人ゆえの孤独と冷淡さを併せ持っている点も王道路線をしっかり守っていると言えます。

ただプレイして冒頭からの率直な印象はすごいドジ(迫真)

もう本当にどこが氷の姫君やねんってくらいドジですが、萌えゲーの主人公は常在スキルとして「ヒロインのドジっ子開眼☆」を発現させてるものなので、一人称視点だと仕方ないかもですね。

とまあ優秀すぎるがゆえに完璧な人という偶像を周囲から押し付けられてしまっており、素顔を封印してしまっているというのがヒロインのポイント。

彼女の鉄のような頑なな心を溶かしてく話・・・といったふれこみでしたが、私的にはそんな鉄壁に感じなかったです。

わりとガードがボロボロで隙だらけというか。

むしろモラトリアム真っ最中で勝手にひとり相撲をして自爆轟沈していく少女を、熱血世話焼き主人公がサルベージしていく話という印象。

ゆえにわりと終始カワイイ女の子でした。

総合レビュー

ストーリー 6点 ワードセンス 6.5点

ストーリーに関してはよくも悪くもそんな凝ってないというのが率直な感想。

導入にしてもヒロインのキャラ設定にしても、とやとやと恋愛もののお約束をなぞりながら転がしていってまあこう妥当な落ち着く感じ。でもテンポはいい。

もちろんこういうオーソドックスさは悪くないですし、変にひねりを加えるより好きな人もいるでしょうが、個人的にはもうちょい山場が欲しかったかなあと。

手帳というアイテムとかアスカが氷の姫君になってしまった過去とかは、もうちょい掘り下げても良かったのでは思わなくもないです。

特徴を上げるなら本作主人公がなんというかすごい熱血漢な点でしょうか。迸る青春があふれてやまないザ・ラブコメの主人公みたいな。

まあヒロインの性格ゆえにこれくらいでないと話が進まない的な側面はありそうですが。

根が純朴乙女なヒロインがこの猪突猛進な主人公に、青春ハンマーでぶん殴られて声にならない嗚咽をもらすとことが見どころと言えましょう。

キャラクター 7.5点

ヒロインのアスカさんについてもストーリーと同じく、王道の高嶺の花ヒロインを踏襲してる感じなので、悪い意味じゃないんですがそんなに特筆して語るべきことがない・・・。

ただ個人的な感想を言うなら声が良かったと言いたいです。

というのも本作ヒロインのアスカさん、クールで近づきがたい性格を反映してかあんまり甘めの声じゃないんですよね。

シングルヒロインのボイスとしてはちょっと珍しめに思いました。

でもこれくらい大人っぽい声の方が付き合い始めると可愛く思えてくるのは私だけだろうか。

はにかんでいる時の声とかテンパってるときの声とか、余裕がない時の震えてる感じに色気が出ると思いませんか?

まあ本作においては受け取り方の問題もさることながら、好感度の変化に伴って意図的に声色ががらっと変えられているっぽいんですが。

最初は明らかに硬めのお姉さんボイスなんですが、ストーリーの進行に伴ってより幼く柔らかい感じになります。

中盤以降はずっと恋人用の声色が続くので、クリア後に改めてSTARTからやると全然違って「誰この人?」ってなると思います。

変化や成長がストーリーの主題となるヒロインだとたまにありますが、こういうギミックけっこう好きです。

グラフィック&エロス 7点

あざらしそふとはいちゃいちゃシーンを段階を踏んで丁寧に進めていくイメージありますが、本作もそれに則った純愛仕様でした。

前戯の時間をしっかりとりつつ1枚ずつ1枚ずつ下着を脱がせていく。この焦らしていく感が実にあざらしそふとっぽいと我やんごとなく思いけり。

その他加点要素 4点

この作品ならではのオリジナリティーのような要素はそこまで感じなかったですが、悶えるアスカさんは萌えました。

あざらしそふとらしいイチャラブ要素もあり、取っ付きにくい部分もほとんどないので、ヒロインの可愛さをシンプルに楽しむなら良い作品かなと。

とくに声がいいなあと感じたなら、買って損はないと思います。

総合評価

  • ストーリー : 6点
  • ワードセンス : 6.5点
  • キャラクター : 7.5点
  • エロ&グラフィック : 7点
  • その他 : 4点

総合評価:31点(50点満点)

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