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NinNinDays(ニンニンデイズ) 感想&レビュー動画
概要
「NinNinDays」は2019年にqureate社より発売された作品で、「とらぶるでいず」、「くっころでいず」などと並ぶ、通称でいずシリーズの最初の作品。
低価格ながらもE-moteシステムが使われており、キャラがアニメのように動くなど完成度が高い。
「NinNinDays2」は2021年に発売した続編。ヒロインが2人になっており、全体的にパワーアップ。公式サイトにシークレットパッチ(Hシーン解放用)があるので、ぜひともSteam版をプレイしてほしいです。忍者娘たちをお持ち帰り!
評価
- ストーリー : 6点
- ワードセンス : 7点
- キャラクター : 7点
- エロ&グラフィック : 7点
- その他 : 5点
総合評価:32点(50点満点)
あらすじ
NinNinDays
将来に不安を感じながらも呑気なフリーター生活をしていた主人公は、ある日バイト帰りに空腹で道に倒れている忍者の恰好をした女の子に遭遇した。
たまたま手に持っていた肉まんをあげてしまったことが縁で「すみれ」と名乗るその子に主人として慕われるようになる。なんと古典的な展開・・・。
ちなみに舞台はバリバリ現代の秋葉原。普通はだったら間違いなく詐欺もしくは新興宗教の勧誘です。でもこんなかわいい忍者っ娘に貢がされるなら本懐かも。
ところがどっこいその娘は美人局ではなく本物の「忍」だった。放っておくわけにもいかず自宅に彼女を招き入れたことから、想像もつかなかった非日常が幕を開ける・・・といったストーリー。
NinNinDays2
「2」も展開的には非常によく似てます。
財布を落とした忍者2人に食べ物で分け与えることから始まって、ちょっとずれた彼女らとの生活に突入するという流れ。
ご飯をあげるだけでこんな可愛い彼女ができるとか、人生イージーモードにもほどがあります。なお現実(ry
キャラクター紹介
すみれ
NinNinDays1のメインにして唯一のヒロイン。
職業はくのいちでタイムスリップしてきたとかではなく、れっきとした現代人です。この世のどこかにリアル日光江戸村があるんでしょうね。忍者の里では見習いとしては相当優秀だったらしく、人知を超えた術も使えます。
かなり厳しい修行をくぐり抜けてきたらしいですが、あまりそういう厳しさを感じさせないその辺の女子中高生のような明るい性格。良く言えば素直で純真無垢、悪く言えばアホの子って感じでしょうか。
忍者らしく世間的な常識などをだいたいポイしてますが、根はわりと優しくてしっかり者そしてスタイルも抜群!
めっちゃ衣装が可愛いです。この水着みたいな服で何から身を守れるのか、どんな敵から忍べるのか不明ですが。
鈴蘭
NinNinDays2ダブルヒロインの片割れ。右目にカラコン、右腕に包帯という
めちゃくちゃ教科書通りな中二病。我が邪眼と封印されし右腕がうずくぜ・・・。
ちょっと調子に乗りやすい性格で、それ故に自ら墓穴に突入して恥ずかしい思いをすることもままという残念な子。ただキャラがあんまり定まってなくて、純情乙女な素顔が見える隠れするのが可愛いですね。ウザかわ系。
キャンキャンした感じの声がキャラとマッチしていて素晴らしかったです。
桔梗
キャラデザから察せられるとおりの性格で、おしとやかな天然ボケ担当。・・・いや天然で済ましていいかは微妙なラインかも。
鈴蘭と違ってぱっと見しっかり者のお姉さんのようだけど、平地を走っているにも関わらず脈絡もなくスケベハプニングに逆ハンドルを切る暴走族系ヒロインの顔も。萌えゲー界では基本のドライビングテクニックです。
いっけん常識的に見えるぶん、こっちの方が危険度高し。
総合レビュー
ストーリー 6点
「1」はいろんなことを知らない(夜の営みも含む)忍者娘との非日常もので「まあ忍者ものって言えばこんな感じかなあ・・・」と、多くの方が想像する通りの感じに物語は展開します。
かなりベッタベタな内容ですが、こういうのは様式美というか、ベタだから良いという点は否めないんですよね。むしろ変に奇をてらう方が粋でないというか。
ア●パンマンやド●えもんみたいな、国民アニメ的安心感を期待してプレイするような萌えゲーだと思います。
ただそれ故に記憶に残るような驚きや感動がある話ではない、かと。
日常パートはすごく良いんですが、冒頭の展開は突然感がありますし物語のたたみ方もちょっと尻すぼみ。やっぱ萌えゲーはストーリーありきだよねって人には、ちょっと物足りなくはあるかもしれません。
「2」も物語としては似た評価ですが、単純にヒロインが2人いることがけっこうプラスになってると思いました。
シングルヒロイン系の萌えゲーって「俺」がしゃべらないし出演しない以上、画面がちょっと寂しめになったりするんですが、2人いると掛け合いが発生するわけでかなり賑やかになりますね。会話のバリエーションが格段に増えるので。
通しでプレイしたからよりその差を実感しました。
ワードセンス 7点
特筆して良いわけではないですが、引っかかることもなくかなり自然で読みやすい文章だと感じました。
主人公が良い意味で黒子っぽく個性が弱くて、変なボケとかもいれないから、純粋にヒロインの可愛さを堪能できるのはすごくいいですね。
キャラクター 7点
いずれのヒロインもかなりテンプレートに従った感じのキャラ造形ですが、ストーリーが王道だからマッチしてます。
忍者と言う設定でやっぱり現代人とは感覚にずれがあるものの、そのずれもだいぶマイルドな具合に収まっているので、好き嫌いが分かれたりは少ないんじゃないでしょうか。
グラフィック&エロス 7点
原画は某有名Vtuberも生み出している「あかさあい」氏が担当していますが、まあなんというか・・・いいですね。
イラスト的なタッチでありつつかなり実写っぽいというか。お肉がヤバイですね、うんお肉がヤバイですね。
あと「2」ではHシーンでもE-mote使われていてびっくりしました。「1」は静止画だったので。不意打ちだったから「動いたあああああ!」って興奮して叫びまわってしまった。
その他加点要素 5点
やはり「1」は800円、「2」も1000円というロープライスで購入できる点は大きな特徴です(Switch版)。
ストーリーはそれほど長くはなく両方とも5~6時間でフルコンプできるくらいの分量ですが、この価格なら納得できると思います。
ユーザーが求める要素をきっちり揃えたうえで、この価格で販売できるのはすごい企業努力ですな。
評価
- ストーリー : 6点
- ワードセンス : 7点
- キャラクター : 7点
- エロ&グラフィック : 7点
- その他 : 5点
総合評価:32点(50点満点)